JETの参加者と同士のみなさんへ、
この1ヶ月はJETプログラムにとっても、世界的にも、と ても重要な時期でした。9月8日、各省庁は東京大学に て記念のシンポジウムを開催し、そこでは、今までの 25年間の間にJETプログラムが達成してきたことや、現在直面している課題などを話し合いました。シンポ ジウムでは、米国駐日大使ジョン・ルース氏や、自治体 国際化協会の取締役会会長の木村陽子さんなど、著名な方々にお話しをしていただきました。
AJETからは、野泉・マーク(会計係)、ヘーゲン・アミ リア(ブロック10代表)、そして私が代表として参加 してまいりました。省庁の大臣の挨拶の後には、JET プログラムの活動実績や問題点についてなど、それぞれが発言する機会が設けられました。その中で、近年日本において、海外へ留学する日本人の学生が減少し ている事実などが挙げられました。英語能力がますま すビジネスの条件になっている中、国際化に努めてい る日本にとってこれは特に深刻な問題です。
JETプログラムにとっての致命的な問題は、JETプログ ラム以外の個人、または人材会社を通じてALTを採 用している教育委員会の数の増加です。JETプログラムが直面しているこれらの問題に対して、どのように 有効的に、私たちの活動の大切さや地域への貢献と、それによってうまれる利点を宣伝していくかというこ とが課題になっています。
AJETの会長となり、JETプログラムを通して素晴らし い経験をされたたくさんの人々と仕事する貴重な機 会にも恵まれました。そして、見逃がしがちなJETプ ログラムの良さを認識しております。皆さんはいかがでしょうか?
例えば、東京のアメリカ大使館の職員の内、20人以上 もがJETプログラムの元参加者であるということを ご存じでしょうか。3月11日の大震災の後、救援活動 のためにJETプログラムの参加者が約一億四千万円 の募金を集めたということをご存じでしょうか。Jetプ ログラムの参加者の、日本の社会へ対する貢献はこ の2つだけに限られません。JETプログラムのメリットは幅広く、プログラム終了後に及ぼす影響も広範囲 に渡っています。
シンポジウムも終わりに近づいたころ、京都府知事 がおっしゃったことがわたしの心に残りました。彼は、 個人的に採用されるALTの増加とJET プログラムへ の依頼の減少は、実は好都合だとおっしゃられたのです。なぜならば、このような競争からJETプログラムの魅力を伝え、今後の改善を目指す好ましい変化へ の刺激となるからだ、とおっしゃっておられました。
それにより、私たち自身が好ましい変化だということ に気がついたのです。
AJETは、JETプログラムの参加者がよりよい教育者 となるために可能な限りのサポートを提供しています。日本語が上達するための方法や、教育の分野でプロ フェッショナルとして成長するための機会を与えているのです。
それ以外にも、参加者同士がお互いに繋がり合える ように、ソーシャルメディアやインターネットを通した 方法、更にはボランティア活動を企画したりなど、より良いコミュニケーションの方法を探求しています。JET の参加者が各省庁だけでなく、日々日常において職 場の同僚や社会において接する人々にも、自分の意 見や悩みなども発言できるように力を入れています。
さて、私たちJETプログラムは各省庁の救いを待つべ きなのでしょうか?
JETの卒業生に、このプログラムは世界で名高く、将 来のキャリアのために最大限に評価されるべきであ る、ということ証明してもらうまで待つべきなのでしょうか?
いいえ。
待つということではなく、私たち自身がJETの未来 なのです。現在のJetの参加者は将来やってくるJet の参加者のために基礎作りをしているのです。
私は、JETプログラムに素晴らしい貢献をしてきた人 たちや、JETプログラムの存続という役割を担う人たちと一緒にこのシンポジウムに参加できたことを大 変光栄に思っております。このシンポジウムはJETプ ログラムにとって、私たちの経験を充分に活用するべきだということを考え直す良いきっかけになったと思 います。今、私たちが一致団結することによって、さら なる成果が生まれるのです。
このような変化を皆さんと共に実感できることを心待 ちにしております。
クック・マシュー
Symposium Speakers
Jim Gannon
Former JET and Executive
Director of the U.S.
based Japan Center for
International Exchange.
Keiji Yamada
Governor of Kyoto
Prefecture, President of
the National Governors
Association
Masao Niisato
Professor at Tokyo
International University
Angus Lockyer
Chair of Japan’s Research
Centre, University of
London
Jin Ah Kim
Director of International
Cooperation Department,
Governors Association of
Korea
Yoko Kimura
The Chair of the Board of
Directors, CLAIR
Akira Nakamura
Emeritus Professor


